人生いろいろ

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歴代スーパー戦隊シリーズ紹介番外編11

今回紹介する戦士は、

キョウリュウバイオレット 「獣電戦隊キョウリュウジャー」(2013~2014より)


獣電竜プレズオンをパートナーに持つ「海の勇者」。


デザインを担当したプレックスの田中宗二郎は男性キャラクターと想定していたが、大森と三条からの女性キャラクターにしたいという要望を受けて男女2種類のデザインが用意された。


ドクター・ウルシェード (画像左)
ブレイブ21から登場。獣電戦隊が結成される前のキョウリュウジャーの1人で、スピリットレンジャーとは違い存命中。半年前にダイゴを除く初期メンバー4人がキョウリュウジャーになった後、調査のためにプレズオンとともに宇宙探索の旅に出ていたが、地球帰還後に現役を引退する。ダイゴたちが使う武器の開発や量産化を手掛け、獣電戦隊結成の礎を作った天才科学者でもあり、ガブリボルバーなどの作動音の一部には彼の声が入力されている。
既に孫娘の弥生がいる高齢の男性であり、彼女が幼少の頃からキョウリュウバイオレットとして戦っている。
名前の通り、声が異様に大きく目立ちたがり屋で調子に乗りすぎることがある。また、弥生以外の人物を呼ぶ場合は名前に「〜っち」と付けるクセがある。豪快な性格で、気が合うダイゴに対しては「最も日が浅いキョウリュウジャー」として興味を持っている。一人称は「ワシ」。
獣電アームズのような個別の専用武器は存在しない。ブレイブ21にてダイゴにプレズオンを託し、ブレイブ24では戦士としての地位を弥生に受け継がせ、同時に自身が所持していた装備であるプレズオン獣電池3本とガブリボルバー、ガブリカリバーを彼女に渡す。その後、弥生のキョウリュウジャーとしての育成も兼ねて建造中の第2ラボへ戻る。それ以降は登場していなかったが、最終決戦では戦士として一時復帰し、初代バイオレットとして参戦する。単身でプレズオーに乗り込み、巨大化したキルボレロと交戦するが、再びぎっくり腰になりすぐ弥生にバトンタッチする。その際にダンテツとは旧友であることを明かしており、「キングっち」と呼んでいる。
ドクター・ウルシェードの人物像は、演じた千葉繁が顔出しでのオファーの際に要望した役柄がそのまま採用されている。千葉は役作りはせず、自身のキャラクターそのままであったと述べている。一方で自身が得意とするアドリブは用いていない。ブレイブ21・22を監督した加藤弘之も千葉自身のキャラクターを発揮させることのみを考えたと述べている。名乗りシーンの背景には千葉がナレーターほかを担当した『北斗の拳』の死兆星が描かれている。


弥生 ウルシェード(画像右)
ブレイブ21から登場。ドクター・ウルシェードの孫娘で、プレズオン・ラボでプレズオンの発進オペレーターも務める才女。衣装は白色のミニスカート。ドクター共々、キョウリュウジャーの知識が豊富だが、特にダイゴに恋愛感情に近い憧れを抱いているため、彼のデータを多く収集している。そのため、同じ女性でダイゴといつも一緒にいるアミィや美琴をライバル視している。彼女らはそのことに気づいていないが、ダイゴ以外の仲間はそのことに気づいている。なお、キョウリュウジャーとの初対面時にはイアンに口説かれるも、軽くあしらった。かけている眼鏡はデータ管理用の端末で、スイッチを入れることで内蔵されている映像を映し出すことが可能。レンズに度は入っておらず、裸眼でも差し障りはないため、変身時には外している。
ブレイブ23では、自らプレズオンの口に飛び込みブレイブを注ぎ込むことでプレズオンを起動させてキョウリュウジャーの勝利に貢献し、この一件を知ったドクターからバイオレットの新たなる後継者として獣電池などの装備を譲渡されるが、その後はなぜかブレイブを獣電池に注ぎ込めずに落ち込む。そして再生されたヒョーガッキに人質にされてしまうが、アミィの叱責と助言によって自身の幼少時代からの憧れであったキョウリュウジャーになりたいという思いからブレイブインに成功、バイオレットに変身する。
ドクターと同じく独自の専用武器は存在しないが、武器の性能を最大限に生かした攻撃を得意とし、主にガブリキャノンの刃を出した状態の銃剣モードを武器に戦う。
ダイゴたち6人とは異なり、ヒョーガッキとの激戦後はドクターと共に修行も兼ねて建造中の第2ラボへ戻る。その後も、作製した獣電池をダイゴたちの元へ届けたり、助っ人として参戦するなど、キョウリュウジャーを全面的にサポートしている。最終決戦ではデーボス軍を倒すべく、新たにキョウリュウジャーになったダンテツ、優子、真也と共闘し、カオスに苦戦するも戦い抜く。決戦から離脱した後はドクターの代わりにプレズオーを操縦し、キルボレロを撤退させる。また、ダイゴが最終決戦に挑む直前、アミィたちと共に真の地球のメロディを歌い援護する。
最終決戦後、旅立つダンテツをドクターと共に見送った後、宇宙から帰還したダイゴと獣電竜たちを出迎える。その際、ダイゴとアミィが抱き合う姿を見て、失恋の涙を流しつつも笑顔で2人を見守る。
出身についての設定は設けられていないが、ブレイブ23・24を監督した渡辺勝也はウルシェードという姓から推測してロシアのイメージで幼少期のシーンを撮影している。
一部の文献では、「二代目キョウリュウバイオレット」として紹介されている。