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歴代スーパー戦隊シリーズ紹介番外戦士編14

今回紹介する戦士は、「手裏剣戦隊ニンニンジャー」(2015~2016)より、

伊賀崎 好天/アカニンジャー(たすき部分がゴールド)
天晴たち5人の祖父にして旋風の父。一人称は「わし」。妖怪に転生した幻月を48枚に及ぶ封印の手裏剣で封じ込め、「ラストニンジャ」という称号を手にした。その後長きにわたり隠遁していたため、天晴たちからは既に死亡していると思われていたが、彼らが初勝利を収めたその直後に再びその姿を現した。
一見して掴みどころのない、飄々とした人物。普段は忍術道場には住んでおらず、屋台のおでん屋やカレー屋のアルバイトをしながら暮らしている。
カジュアルな服装を好み、英語やイタリア語混じりのファンキーな言葉遣いをするなど、見掛けによらず言動は若々しい。また悪戯好きで、様々な忍術を用いて天晴たちの未熟ぶりをからかっている。一方で、病院が大の苦手という一面も持つ。
老齢のためか、自身は現在では幻月と戦えるほどの力はないと語り、孫たちに後のことを任せているが、それでもなおアカニンジャーに変身した天晴を翻弄するだけでなく、十六夜九衛門の攻撃をすべてかわすほどの実力を誇る。
宇宙人と交信を重ね、そのテクノロジーを応用して、カラクリ技師二十一代目・雑賀鉄之助と共に、オトモ忍を開発した人物でもある。しかし、自身が開発したオトモ忍の1つであるライオンハオージョウを手なずけることに失敗したこともあり、孫たちに手なずけるよう命じた。
先述のように、キンジを弟子にすることには異常なまでの否定的な態度をとっていたが、後にその理由として、かつて弟子であった九衛門が道を誤ってしまったことを明かしている。そのためか、当初は孫たちに稽古を付けることはなく、彼らにさまざまな試練を与えていた。しかし、実際は九衛門の離反に対する悔恨があり、そのことを天晴に「一番恐れているのは爺ちゃんだ」と指摘されたことで考えを改め、キンジを信じることにより彼を正式な弟子として認めた。
ニンニンジャーの最終試験で命のやりとりを拒否した天晴に「お前たちにラストニンジャを継ぐ資格はない」といい彼自身が青年時代に父(天晴たちの曾祖父および旋風の祖父に当たる)を倒して忍タリティを奪ったことを告白する。
忍びの45では旋風・天晴と共にアカニンジャーに変身した。名乗りフレーズは「果てなき日輪!」。この変身により、『獣電戦隊キョウリュウジャー』で桐生ダンテツ/キョウリュウシルバーを演じた山下真司(当時62)が作った、戦隊シリーズの最高齢変身者記録が更新された。
終盤になると時折身体の一部が粒子状になり消えかかるようになる。実は以前の幻月との戦いで既に死亡しており、終わりの手裏剣の力で姿を保っていたが、幻月との決戦で隙を突いた久右衛門の手で深手を負わされ、忍タリティと終わりの手裏剣を奪われた後、とどめの一撃を受け光の粒子となって消滅した。
信楽焼の狸の中から旋風が見つけた小箱に天晴たち6人と旋風に対するメッセージを遺言として立体映像で残していた。
忍びの最終章で久右衛門に渡そうとしていた封印の手裏剣が緑の忍シュリケンに変化した事から、天晴は「じいちゃんは九衛門を弟子に戻したかった」と推測している。
メインライターの下山健人は、好天が既に死亡していたという設定について当初は自由に解釈できるようあやふやな描写としていたが、自身の中では劇中の通りの結末を想定していたという。


『帰ってきた手裏剣戦隊ニンニンジャー ニンニンガールズVSボーイズ FINAL WARS』
遺影としてのみ登場している。




伊賀崎 旋風(いがさき つむじ)/アカニンジャー(たすき部分がシルバー)
天晴と風花の父で、八雲・凪・霞の伯父(叔父)。好天の長男。一人称は「俺」または「父さん」や「おじさん」など。少年時代から眼鏡をかけている。
忍者ではないが、それに関する知識は豊富であり、好天から託された道場の師範として天晴たちに忍術を指導する。ただ、温厚な性格も相まって指導者としての威厳にはやや乏しい。幼少の頃は忍術の才能に秀でていたが、心が優しすぎて忍びには向いていないことを好天に危惧されており、さらに風花ぐらいの年齢の頃にその才能も尽き果ててしまったために、忍者の道を断念。今では妖怪相手に無力で、いざという時には天晴たちに頼るしかない自分を歯痒く思っている。忍びの16では「家族を思う気持ち」から一度だけ竜巻の術を奇跡的に発してニンニンジャーのピンチを救った。
実は彼の忍術の才能は、九衛門の手によって忍タリティを奪われたことで尽き果て、その前後の記憶も消されたことが忍びの28で好天の口から語られた。好天も旋風の心優しさが命取りになることを案じて、敢えて九衛門の行いを許し旋風にもその真実を隠し続けていたが忍びの29で当時の記憶を思い出す。心に迷いがあったために九衛門の術にかかってしまったことを悔いつつも、「優秀な後輩九衛門が現れようと、親父(好天)に何と言われようと、夢をあきらめてはいけなかったんだ!」と悟り、天晴たちに行くべき道を示した。
忍びの42ではシュリケンジンを奪還するために八雲の魔法で妖怪ネコマタにそっくりな妖怪メガネコマタに扮し、萬月たちの下へ潜入した。
忍びの45では九衛門に奪われていた忍タリティを取り戻し、それに伴い封印の手裏剣が変化した旋風忍シュリケンを使い好天・天晴と共にアカニンジャーに変身した。名乗りフレーズは「切り裂く旋風(つむじ)!」。また変身後のバックには「旋」の文字が表示された。
忍びの46で究極九衛門の攻撃を受け、右腕を負傷して戦線離脱。その後、好天からのメッセージの入った小箱を天晴たちに差し出す。
食に関しては、洋食よりも和食派であり、特に鯵の開きと納豆が好物。風花に対しては「風花ちゃん」と呼んで少々溺愛気味に接し、素っ気なくあしらわれることも多いが、天晴・風花ともその父の愛情はきちんと察している。
企画段階では東映プロデューサーの日笠淳をモデルとした「飄々として狡猾さも見せる狸親父」というイメージであったが、下山は演じる矢柴俊博に直接会ったことでキャラクターの方向性を変更した。


『帰ってきた手裏剣戦隊ニンニンジャー ニンニンガールズVSボーイズ FINAL WARS』
ニンニンガールズとニンニンボーイズの勝負の際に人数合わせと称してニンニンガールズに参加。その際、アカニンジャーではなく(臨時メンバー)ニンニンレッドとアナウンスされている。参加した理由は忍タリティを取り戻し忍術が使えるようになったことを桜子にアピールするためであった。