人生いろいろ

主に趣味や悩み等について書いてます。

歴代スーパー戦隊シリーズ紹介番外戦士編12

今回紹介する戦士は、

キョウリュウシルバー 「獣電戦隊キョウリュウジャー」(2013~2014年)


獣電竜ブラギガスをパートナーに持つ「閃光の勇者」。変身の際にはギガガブリボルバーを使用し、他のキョウリュウジャーとは異なるヘビメタ調の音楽が流れる。


賢神トリン
キョウリュウジャーを導く鳥のような姿を持つキョウリュウジャーの司令官。かつては恐竜たちの指導者でもあり、選ばれた恐竜たちに機械の身体を与え、大昔からデーボスの動きを追っている。
冷静かつ真面目な性格だが、ダイゴたちと同様にノブハルを「ノッさん」と呼んだり、アミィの女子力の低さを嘆きつつも、彼女がスピリットベース内に少女漫画や映画のDVDを持ち込んでくることについては咎めるどころか自分もそれらを読んだり観たりするなどなかなかお茶目な面もある。獣電戦隊の面々からはほぼ対等な立場で、敬意や権威ではなく親しみを持って強く慕われている。
髭はデーボス軍の動きや出現を察知する能力を持ち、察知する時は風に吹かれるようになびく。共に魂を合わせてくれる勇敢な者を選び、獣電竜たちを立ち向かわせるなどの試練を出す。彼らに勝利し、試練を乗り越えた者をキョウリュウジャーになる資格があると認める。ブレイブが口癖であり、感銘するとフィンガースナップを決める。
普段はスピリットベースで待機してキョウリュウジャーの後方支援を行っているが、時には手から発する火球や専用武器である長刀「フェザーエッジ」でキョウリュウジャーとともに戦場に出ることもある。変身能力を得る前でも単独でドゴルドと対等以上にわたりあう力の持ち主だが、過去のダメージが未だに残っているために力を消耗しすぎると苦しみだし、体の一部が石化する。
その正体は元デーボス軍の一員にして百面神官カオスの弟である魔剣神官トリン(まけんしんかんトリン)。生命を滅ぼすために太古の地球を訪れたが、恐竜たちの生き様に感動したことで己に課せられた使命に疑問を抱き、その結果としてデーボス軍を裏切っている。キョウリュウジャーの面々には「明かせない秘密」としてずっと隠していたが、ブレイブ28にて決別した兄であるカオスによって暴露される。その後、エンドルフによって無理矢理に復元水をかけられ巨大化し、キョウリュウジンと相対するも五連獣電剣を自らの体に突き刺させることで致命傷を負って全身が石化し仮死状態となる。しかし、秘石とダイゴたちの祈り歌によって蘇り、ダイゴたちに改めて仲間として受け入れられる。
ブレイブ36ではブラギガスに自身のブレイブを認められ、所持していた銀色のガブリボルバーが変化したギガガブリボルバーでシルバーに変身する。変身後はブラギガスの力が加わり、全盛期と同等の実力を発揮できるようになる。シルバーとしての姿は他のキョウリュウジャー同様に人型。
ブレイブ37にて、自身の必殺技に憧れて鍛錬をしているソウジを目撃し、最初は「人間の身体では危険」と反対していたが、その後の戦いにて彼のひたむきな心を理解し、空蝉丸の助言もあってトリニティストレイザーを正式に教えることを決意。
ブレイブ43ではソウジの両親を説得するため、マキシマム獣電池に込められた鉄砕の幻術で人間の姿になり「鳥居(とりい)」と名乗る(この姿だと敵の気配は感知できない)。同話ではソウジが彼の必殺技であるトリニティストレイザーを完全取得している。
ブレイブ45でソウジにフェザーエッジを託した後、デーボス軍と組んだダンテツに背後からガブリカリバーで貫かれ塵と化したが、それはデーボス軍の一員でありながら正義の魂を持つ者として大地の闇に行き、そこに潜む他のデーボモンスターを倒して復活を阻止するのが目的であったことがブレイブ46にて語られる。ブレイブファイナルでは、キャンデリラの助けもあり大地の闇の中枢と共にカオスを打ち倒す。ダイゴが地球に帰還した後、ラミレスや鉄砕と共に現世を離れる。


桐生 ダンテツ
ダイゴの父。ダイゴの信念である「竜の道」を説いた人物で、トリンから「キング」と称される存在。一人称は「俺」で堅い口調で話す。ダイゴからは「親父」と呼ばれている。
かつてはダイゴと親子2人で世界を旅していたが、物語開始前のある時期にダイゴに秘石のペンダントを託したまま消息を絶っている。ブレイブ20でトリンに謎の小袋を渡すために日本に姿を現し、再会したダイゴの現在の成長ぶりを喜び激励する。ブレイブ28でトリンに秘石を渡すため再び姿を見せ、ダイゴにそれを託す。生身の人間ながら、ドゴルドの剣を白刃取りする実力を持ち、デーボモンスターの顔を歪ませて吹き飛ばすほどの凄まじい鉄拳「空烈(くうれつ)パンチ」を放つことができる。
トリンとは友人であり、なおかつ彼の素性を知っていた模様で、2度目にダイゴの前に現れた際には、「何があってもトリンを信じられるか?」とダイゴに問いかける。ブレイブ34では自身が探し当てたオカリナに込められたガーディアンズ獣電竜のメロディの力で、魔洞湖に眠る最後の秘石であるディノスグランダーの秘石を釣り上げ、ブラギガスの復活に貢献する。
実はダイゴが赤ん坊の時に地球から発せられた大地の光を浴び、地球のメロディを聞き入れることのできる能力を得た人物であることがブレイブ42で判明する。ダイゴが幼い頃にデーボスの活動が活発化したことでダイゴと別れ、トリンやドクターと連絡を取りながら、能力を使って秘石やオカリナを探し当てている。
ブレイブ43にて最後の切り札となる「真の地球のメロディ」を探しに世界を巡るが、ブレイブ45にてメロディに触れたことで、「暗黒時計」を停止させる条件でデーボス軍と手を組み、ガブリカリバーでトリンを葬った後、ギガガブリボリバーでシルバーにキョウリュウチェンジする。その後、ダイゴとの親子同士の戦いの中で、デーボモンスターの復活を阻止させるためにトリンを地獄に送った事実が明かされ、またこのことはトリンと事前に打ち合わせている。
ブレイブ47でデーボス軍と決戦すべく、弥生、ドクター、優子、真也と共闘し、カオスを空烈パンチで撃破する。戦いが終わった後はドクターに「これからは俺の息子(ダイゴ)をキングと呼んでくれ」と告げて去る。
ブレイブ20では山下真司の主演作『スクール☆ウォーズ』をオマージュしたセリフを述べている。
一部の文献では、「二代目キョウリュウシルバー」として紹介されている。


歴代スーパー戦隊シリーズ紹介番外編11

今回紹介する戦士は、

キョウリュウバイオレット 「獣電戦隊キョウリュウジャー」(2013~2014より)


獣電竜プレズオンをパートナーに持つ「海の勇者」。


デザインを担当したプレックスの田中宗二郎は男性キャラクターと想定していたが、大森と三条からの女性キャラクターにしたいという要望を受けて男女2種類のデザインが用意された。


ドクター・ウルシェード (画像左)
ブレイブ21から登場。獣電戦隊が結成される前のキョウリュウジャーの1人で、スピリットレンジャーとは違い存命中。半年前にダイゴを除く初期メンバー4人がキョウリュウジャーになった後、調査のためにプレズオンとともに宇宙探索の旅に出ていたが、地球帰還後に現役を引退する。ダイゴたちが使う武器の開発や量産化を手掛け、獣電戦隊結成の礎を作った天才科学者でもあり、ガブリボルバーなどの作動音の一部には彼の声が入力されている。
既に孫娘の弥生がいる高齢の男性であり、彼女が幼少の頃からキョウリュウバイオレットとして戦っている。
名前の通り、声が異様に大きく目立ちたがり屋で調子に乗りすぎることがある。また、弥生以外の人物を呼ぶ場合は名前に「〜っち」と付けるクセがある。豪快な性格で、気が合うダイゴに対しては「最も日が浅いキョウリュウジャー」として興味を持っている。一人称は「ワシ」。
獣電アームズのような個別の専用武器は存在しない。ブレイブ21にてダイゴにプレズオンを託し、ブレイブ24では戦士としての地位を弥生に受け継がせ、同時に自身が所持していた装備であるプレズオン獣電池3本とガブリボルバー、ガブリカリバーを彼女に渡す。その後、弥生のキョウリュウジャーとしての育成も兼ねて建造中の第2ラボへ戻る。それ以降は登場していなかったが、最終決戦では戦士として一時復帰し、初代バイオレットとして参戦する。単身でプレズオーに乗り込み、巨大化したキルボレロと交戦するが、再びぎっくり腰になりすぐ弥生にバトンタッチする。その際にダンテツとは旧友であることを明かしており、「キングっち」と呼んでいる。
ドクター・ウルシェードの人物像は、演じた千葉繁が顔出しでのオファーの際に要望した役柄がそのまま採用されている。千葉は役作りはせず、自身のキャラクターそのままであったと述べている。一方で自身が得意とするアドリブは用いていない。ブレイブ21・22を監督した加藤弘之も千葉自身のキャラクターを発揮させることのみを考えたと述べている。名乗りシーンの背景には千葉がナレーターほかを担当した『北斗の拳』の死兆星が描かれている。


弥生 ウルシェード(画像右)
ブレイブ21から登場。ドクター・ウルシェードの孫娘で、プレズオン・ラボでプレズオンの発進オペレーターも務める才女。衣装は白色のミニスカート。ドクター共々、キョウリュウジャーの知識が豊富だが、特にダイゴに恋愛感情に近い憧れを抱いているため、彼のデータを多く収集している。そのため、同じ女性でダイゴといつも一緒にいるアミィや美琴をライバル視している。彼女らはそのことに気づいていないが、ダイゴ以外の仲間はそのことに気づいている。なお、キョウリュウジャーとの初対面時にはイアンに口説かれるも、軽くあしらった。かけている眼鏡はデータ管理用の端末で、スイッチを入れることで内蔵されている映像を映し出すことが可能。レンズに度は入っておらず、裸眼でも差し障りはないため、変身時には外している。
ブレイブ23では、自らプレズオンの口に飛び込みブレイブを注ぎ込むことでプレズオンを起動させてキョウリュウジャーの勝利に貢献し、この一件を知ったドクターからバイオレットの新たなる後継者として獣電池などの装備を譲渡されるが、その後はなぜかブレイブを獣電池に注ぎ込めずに落ち込む。そして再生されたヒョーガッキに人質にされてしまうが、アミィの叱責と助言によって自身の幼少時代からの憧れであったキョウリュウジャーになりたいという思いからブレイブインに成功、バイオレットに変身する。
ドクターと同じく独自の専用武器は存在しないが、武器の性能を最大限に生かした攻撃を得意とし、主にガブリキャノンの刃を出した状態の銃剣モードを武器に戦う。
ダイゴたち6人とは異なり、ヒョーガッキとの激戦後はドクターと共に修行も兼ねて建造中の第2ラボへ戻る。その後も、作製した獣電池をダイゴたちの元へ届けたり、助っ人として参戦するなど、キョウリュウジャーを全面的にサポートしている。最終決戦ではデーボス軍を倒すべく、新たにキョウリュウジャーになったダンテツ、優子、真也と共闘し、カオスに苦戦するも戦い抜く。決戦から離脱した後はドクターの代わりにプレズオーを操縦し、キルボレロを撤退させる。また、ダイゴが最終決戦に挑む直前、アミィたちと共に真の地球のメロディを歌い援護する。
最終決戦後、旅立つダンテツをドクターと共に見送った後、宇宙から帰還したダイゴと獣電竜たちを出迎える。その際、ダイゴとアミィが抱き合う姿を見て、失恋の涙を流しつつも笑顔で2人を見守る。
出身についての設定は設けられていないが、ブレイブ23・24を監督した渡辺勝也はウルシェードという姓から推測してロシアのイメージで幼少期のシーンを撮影している。
一部の文献では、「二代目キョウリュウバイオレット」として紹介されている。

歴代スーパー戦隊シリーズ紹介番外戦士編10

今回紹介する戦士は、

キョウリュウグレー/鉄砕 「獣電戦隊キョウリュウジャー」(2013~2014)より


獣電竜ブンパッキーをパートナーに持つ「激突の勇者」。



ブレイブ17から登場。スピリットレンジャーの1人。約1500年前に中国で活躍したキョウリュウジャーで、初めて獣電池を使い変身した男性。中国的な思想の持ち主で、自身を「光(白)と闇(黒)を象徴する灰色の戦士」と称している。
左手首を回転させ、目にも止まらぬ速さで鉄拳を打ち込む奥義「鉄砕拳・激烈突破(てっさいけん・げきれつとっぱ)」や、相手の精神だけを盆に作った箱庭に封じるなどといった幻術を持つ。戦隊シリーズとしては珍しいスキンヘッドの戦士でもあるが、実際は短い髪形をしており、ブレイブ18でのスキンヘッドは後述の長髪と同様にカツラであった。
物理的にも比喩的にも「すこぶる頭の固い男」を自称し、真面目かつ冷静沈着にして頑固、時として非情とも思えるやり方も厭わない。しかし、その一方では長髪のカツラとヒッピー風の洋服を着て釣り人を装い、「逢魔の森」にてダイゴを見守り励ましながら、さり気なくダイゴに足りないものが何なのかヒントを与えたり、ダイゴと再会したときにパンク風の格好をしたり、真也の前に姿を見せたとき神様の格好で現れるなど、厳しさの中にも優しさや茶目っ気のある面も見せている。
最も古くから戦っていたためデーボスの恐怖を誰よりも身をもって知っており、キョウリュウジャー強化のために彼らに幻術の試練を与える。一時は試練を達成したダイゴを除くメンバーは認めたものの、完璧故にただの怖いもの知らずのダイゴをキョウリュウジャーから除名することを進言する。しかし、一度限りのリベンジとして彼に用意した「逢魔の森」で恐怖に気づき自分の頭に傷ひとつでもつける試練でダイゴが「仲間を失う恐怖」を自覚したのを確認し、自分の頭に傷をつけられると試練を達成した彼を認めてブンパッキーを託す。ラミレスと共にブラギガス捜索のために旅立って以降も、キョウリュウジャーの手助けなどを行っている。
ブレイブ47にてラミレスと共に大地の闇へ赴くため、子孫である真也にキョウリュウグレーを受け継がせ、ブレイブファイナルにてトリンやラミレスとともにキャンデリラの助けを得てカオスを倒すとともに、大地の闇の中枢を破壊する。ダイゴが地球に帰還した後、トリンやラミレスとともに現世を離れる。